今月当番にあたっていた読書会での発表を終わった。 サマセット・モームのモーパッサン評を散々引用したから、 モームvs.モーパッサンの短編小説比較論になってしまった。
「首飾り」とモームの「物識り博士」 「二人の友」とモームの「まさかの時の友」 「帰郷」「ジュール伯父さん」とモームの「レッド」
モーパッサンでは、善人はあくまでも善人、 ハナシがストレート。安心して読める。 モームは善人が悪人であり、悪人が善人 であったり、ヒネリが強烈。身構えて読む ことになる。時代の違い、キャリアの違い、 書いたトシの違いも考慮すべきか。 (1890年代33才、1940年代62才の作品)

LC読書会では、原則20世紀以降の作品が対象 という決まり。モーパッサンはルール違反でした。
Mumbler
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